大洗の海自然にふれる旅

大洗の海は恵まれている。海水浴場ばかりでなく、海の生き物たちと磯遊びができたり、サーフィンを楽しめる環境が整っている。そして実際にやってみるととても楽しい。そんな大洗を一泊二日で遊び尽くすプランを考えてみた。1日目は磯遊び&サーフィンを目一杯楽しむ。そして2日目は引き続き大洗でたっぷり遊んだり、茨城県内で自由研究のヒントになりそうな場所を巡ったり、「涼」を求めてみたり・・ニーズに合わせて選べる3プランを用意した。思い出に残る2日間が過ごせますように!

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1日目 ~大洗の海自然とともに~

都心から大洗まで来るのに、1時間半ほどだろうか。午前中は磯遊びをして、ランチはおいしい海の幸を満喫し、午後はサーフィンをする・・なかなか魅力的なプランだが、大洗に来れば簡単に実現する。もちろん夜は、食事が自慢の極上の宿で至福の時を過ごす。こんなぜいたくな時間を過ごせる場所が大洗なのだ

大洗海岸で磯あそび10:00

「大洗海岸」は、「大洗サンビーチ」とは違い、至る所で岩がゴツゴツとしていて磯遊びをするには絶好の場所なのだ。潮が引いている時間を狙って海岸沿いを歩いてみてほしい。あちこちで手頃な潮溜まりができているのが分かるだろう。波で濡れても大丈夫な格好をして、滑らない履物を履いて、潮溜まりをじっくりと観察してみよう。簡単に海の生き物たちに出会えるはずだ。魚やヤドカリ、ヒトデ、ウニ、アメフラシなどが手の届くところにいる。これらの生き物を、網などを使って捕まえてみよう。次に直接、触れてみてほしい。ザラッとしたヒトデの感触、やわらかなアメフラシ・・海の生き物たちと世界を共有できた瞬間だ。

海の生き物を探して「大洗海岸」を散策中。もっと潮が引けば、たくさんの潮溜まりが現れるので生き物が探しやすくなる。磯遊びは干潮の時間に合わせてするのが大切なポイント!

ウニを見つけた!ウニは触手を使って器用に岩の上を移動する。そのスピードが思った以上に早くてびっくりする。手のひらを歩かせるとくすぐったい感触。思わず笑いがこぼれる。

お父さんから子供たちへ生き物を手渡しするコミュニケーション。渡しているのは手のひらよりも大きなアメフラシ。持つのはちょっと勇気がいったけど、お父さんがカッコ良く見えた!?

大洗かあちゃんの店12:00

今日のお昼は大洗らしく、大洗漁協直営の「かあちゃんの店」へ。目の前の大洗漁港に揚がった新鮮な魚介類を、そのおいしさを知り尽くす漁師のおかみさんたちが調理してくれる人気の店だ。刺身と煮魚はその日に獲れた旬の魚介がメニューに並ぶ。おすすめは「生しらす丼」。新鮮で無ければ食べられない生のしらすをたっぷりと丼にのせた魚好きにはたまらない一品。ほかに、刺身や煮魚、天ぷらなどがセットになった「とおちゃん御膳」「かあちゃん御膳」といったメニューがある。行列必至の人気店だが、開店直後は比較的空いている。10時の開店を目指して行くのがおすすめかも。威勢の良い「かあちゃん」の軽快なトークとおいしいお魚で、たくさんの元気をいただこう!

ここで働いているのは全員漁師のおかみさん。威勢の良い「かあちゃん」との会話も店の魅力のひとつだ。彼女たちの一生懸命に働く姿を見るだけでも元気がもらえる気がする。

おいしいご飯を食べれば自然と顔がほころぶ。「かあちゃんの店」では目の前の大洗漁港で水揚げされた魚介をそのまま使っているので、新鮮さはこの上無い。常に行列が絶えない人気店だ。

人気の「生しらす丼」。新鮮でなければ食べられない生のしらすがたっぷり。魚のアラを使った味噌汁や、その日の魚介を使った小鉢も、「かあちゃん」たちの心を込めた手作りだ。

サーフィン、SUP体験 13:30

午後からはサーフィンに挑戦。大洗はサーフィンの大会が開催されるなど、上級者向けの良い波が来ることで知られているが、一方で「大洗サンビーチ」は比較的波が穏やかで初心者に最適だ。サーフショップ「ウェッジ」のサーフィンスクールを受講する。ウェットスーツを含めた道具一式をレンタルしてくれるほか、必要なテクニックはひととおり教えてくれる。飲み込みの早い人なら1日でボードの上に立てるようになるそうだ。最近はSUP(スタンドアップパドルボード)のスクールも人気。SUPはボードの上に立ちバランスを取りながらパドルで水を漕ぐ、のんびりクルージングする感覚がサーフィンと大きく違う。波がほとんどない那珂川の河口付近で練習するので、比較的立ちやすい。

模型を使って分かりやすく説明してくれるサーフショップ「ウェッジ」オーナーの小野瀬さん。初心者でもサーフィンが楽しめるように波に入る前のレクチャーは念入りに行う

サーフィン初体験のお母さんもご覧のとおり!ボードの上に立てるようになるとサーフィンの楽しさは倍増する。コツが分からないとこうはいかないのでまずはスクールを受講しよう!

家族でウェットスーツを着て記念撮影。小学生ぐらいからサーフィンスクールは受講できるので、家族の思い出に挑戦してみるのも楽しそう。誰がサーフィンにハマるかは挑戦してからのお楽しみ!

宿・食事16:00

たっぷりと遊んだ後は、宿でのんびり過ごしたい。大洗には海が目の前の宿、料理が絶品の宿、お風呂が自慢の宿・・色々なタイプの宿があるので、ニーズによって使い分けてほしい。今宵の宿は魚料理がおいしいと評判の割烹旅館「肴屋本店」。曲がり松商店街にあるこの宿の周辺には、魅力ある商店がいっぱい並んでいる。時間があればぜひ散策を楽しんでほしい。チェックインすると飾らない笑顔で旅館のスタッフが出迎えてくれる。大きなお風呂でさっぱりと汗を流した後は、お待ちかねの夕食タイム。この宿人気の「ホッキ貝のしゃぶしゃぶ」や地魚を使った「刺身の盛り合わせ」が並んでいる。部屋食なので料理をゆっくり楽しめるのも魅力だ。今日の思い出話をいっぱいして、おいしい料理をたっぷりと食べて、思い出に残る1日になった。

飾らない笑顔で出迎えてくれるととっても良い気分。大洗の宿は不思議に笑顔が素敵な人が多い気がする。

磯遊びやサーフィン体験・・今日1日の思い出話に会話がはずむ。互いの笑顔が、何気ない会話を思い出に変えていく。

料理が出来上がるまでの束の間の時間はしあわせだ。待っている間においしさへの期待が高まる。目で料理を楽しむ時間。

大洗らしく魚が中心の夕食「新鮮海の幸プラン」。メインは「ホッキ貝のしゃぶしゃぶ」。この時期にしか味わえない一品。

自慢の「ホッキ貝のしゃぶしゃぶ」。この料理を目当てに毎年宿泊するファンも多いのだとか。淡い旨味が大人の味わい。

魚は都内有名店で修行を積んだ若旦那が自ら仕入れ、腕をふるう。旬の地魚が盛り込まれた刺身の盛り合わせが絶品!

ほかにも至福のひとときを満喫できるオススメの宿はこちら。

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2日目 ~大洗から行く茨城の旅 3コース紹介~

2日目は目的に応じて選べる魅力たっぷりの3コースを紹介しよう。とことん大洗の魅力を満喫するコースと、夏休みの自由研究のヒントになるコース、そして茨城の夏の「涼」を満喫できる3つのコースだ。地元大洗を含めて茨城にはおすすめしたいスポットが盛りだくさん。お好みに合わせてとことん遊び尽くしてほしい!

大洗の魅力を満喫するコース

海水浴や磯遊び、魅力あふれる宿以外にも、大洗にはおすすめしたいスポットがまだまだたくさんある。どうせならとことん、大洗を遊び尽くすプランはいかがだろう。ここでは魅惑の水族館や大洗グルメ&お土産、そして大人気の明太子のテーマパークを巡ってみたい。移動時間が少ない分、充実した時間が過ごせそうだ。

アクアワールド茨城県大洗水族館10:00

2日目は大規模リニューアルから15周年を迎えた茨城県内最大規模の大型水族館からスタートしよう。館内は「オーシャンゾーン」や「暗黒の海ゾーン」など、特徴的な9つのゾーンに分かれ、サメだけで55種類が展示されたり、日本最大のマンボウ専用水槽があったりと、個性豊かな展示内容だ。人気の「イルカ・アシカオーシャンライブ」やダイバーが魚を紹介する「アクアウォッチング」などイベントも充実。1日ずっといても充分に楽しめるぐらいお楽しみいっぱいだ。ショップ・フードコートも充実しているので、食事をしたり、お土産を買ったりするのも楽しい。ミュージアムショップ「ガレオス」では、本物のサメの化石や世界の貝殻など、珍しいグッズが手に入る。

サメ、エイ、ウミガメなど、その数なんと80種2万匹!水量1,300トンを誇る「出会いの海の大水槽」では地元・茨城の魚たちに出会える。イベントの「アクアウォッチング」もここで行われる。

6尾のマンボウがのんびりと泳ぐ日本最大のマンボウ専用水槽(270トン)。マンボウを飼うのは難しく、水槽には体が傷付かないように衝突防止シートを設置するなど工夫がいっぱい。

ダイナミックなイルカのジャンプが楽しめる「イルカ・アシカオーシャンライブ」。3種類のイルカが見事なパフォーマンスを繰り広げる。トレーナーとの掛け合いが面白いアシカの演技も見逃せない!

商店街をぶらり散策12:00

お腹が空いたら店を探しながら街歩きを楽しんでみても面白い。大洗海岸前の「大洗海岸通り」や大洗町役場近くの昔ながらの商店街「曲がり松商店街」などには、ランチを楽しめる飲食店や、大洗の特産品が購入できる土産物店が軒を連ねている。アンテナを張りながら、お気に入りの店を探してみよう。新鮮な魚介類が食べられる磯料理の店をはじめ、梅専門カフェなどユニークなお店を発見できるだろう。お土産にするなら干物などの水産加工品や大洗の地酒が人気。大洗のご当地スイーツ「みつだんご」もぜひ食べてみて。また、大洗の町が舞台として登場する人気アニメ「ガールズ&パンツァー」関連グッズもあちこちに置かれていてユニークだ。

明治29年創業の「飯岡屋水産」は干物や水産加工品の店。そのおいしさは高く評価されており、農林水産大臣賞をはじめ、数々の賞を受賞している。店主のキャラも魅力的だ!

「ume café WAON」は全国初の梅専門カフェ。江戸時代創業の老舗漬物店がリニューアルした店で、茨城県初の梅ブランド「常陸乃梅Hitachi-no-ume」使った軽食やスイーツ、ドリンクなどが楽しめる。

大洗の地酒を手に入れるなら慶応元年創業の「月の井酒造店」へ。日本酒のほか「大漁塩サイダー」などのオリジナル商品もある。休憩もできるギャラリーを併設し入りやすい雰囲気。

個性的で人情味あふれるお店はこちら。

めんたいパーク大洗15:00

ラストは福岡の大手明太子製造メーカー「かねふく」が運営する珍しい明太子のテーマパークへ。製造工場を併設しているので、工場見学ができるほか、明太子の親であるスケソウダラのことがよく分かる「明太子ギャラリー」で楽しくお勉強もできる。館内にはできたての新鮮な明太子が手に入る「工場直売店」があるので、お土産にしても喜ばれそう。試食が充実しているのも特徴で、味に納得してからじっくりと購入ができる。直売所ならではの「明太切れ子」といったお得な商品も販売されているので要チェックだ。フードコーナーではその味が気になる「明太ソフトクリーム」や明太子がたっぷり入った「明太子おにぎり」が食べられる。明太子三昧の時間を過ごそう!

関東で唯一の明太子のテーマパーク。可愛らしい明太子のキャラクター「タラピヨ」が屋根に乗っていて目立ちまくり!製造工場を併設しているので、新鮮な出来立て明太子が手に入る。

工場見学の様子。ガラス越しに原料の下ごしらえから漬け込み、熟成、包装など一連の製造の流れを間近で見ることができる。丁寧に造られている製造の様子に感動しちゃうかも。

出来立ての明太子はおいしい!工場直売店では定番の明太子のほか、「いわし明太」、「いか明太」、「明太しゅうまい」など、バリエーション豊富な明太子商品はお土産にも最適。

帰路16:00

夏の自由研究ヒントコース

茨城県内には地元大洗の「アクアワールド茨城県大洗水族館」をはじめ、ロケット好きにはたまらない「宇宙航空研究開発機構(JAXA)筑波宇宙センター」、恐竜やマンモスの化石が展示される「ミュージアムパーク茨城県自然博物館」など、夏休みの自由研究のヒントをくれる、楽しみながら学べる施設が充実しているぞ!

アクアワールド茨城県大洗水族館10:00

水族館は海の生き物たちの生態を楽しみながら学べる打ってつけの場所。生き物たちを直に触って観察できる「タッチングプール」や、飼育員が生き物たちにエサを与える様子を観察できる「お食事タイム」、水中カメラを持ったダイバー(正体は現役の飼育員!)が魚たちを思いっきり接写し、楽しく解説もしてくれる「アクアウォッチング」など、館内は学びの機会にあふれている。中でも「お食事タイム」は、サメ、マンボウ、ラッコ、ペンギンなどの生き物たちの食事風景が見られて見応えあり。このほかにも飼育員の手作り感がたまらない生き物レクチャー「なるほど魚っちんぐ(うおっちんぐ)」が開催されるなど、充実の学び場になっている。

「キッズランド」には、生き物たちを直に触われる「タッチングプール」がある。ザラッとしたヒトデの体や、案外素早いウニの触手の動きなどに触れてみて、その感触を体感しよう!

「お食事タイム」では魚ばかりではなく、水族館唯一の草食動物である「カピバラ」の食事風景も見られる。夢中になってモリモリと野菜を食べる姿はどことなくユーモラス。

現役の飼育員が水中カメラを持ちながら2階の大水槽に登場する「アクアウォッチング」。司会役のアテンダントが来場者に楽しく語りかけながら、魚たちを間近に撮影してくれる。

JAXA筑波宇宙センター見学13:00

大洗から一路、高速道路を使い「つくば研究学園都市」へ。ここには日本有数の研究開発機関が数多く分布しているが、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の事業所のひとつ「JAXA筑波宇宙センター」もまた、この場所にある。敷地面積は約53万平方メートル。宇宙開発の中枢センターの役割を持つ重要な事業所で、ロケットや人工衛星など、日本の宇宙開発技術の粋が集められている。その最前線を楽しく体感しながら学べる『施設見学』に参加してみよう。ロケットの実機が展示される「ロケット広場」や100万分の1スケールのリアルな地球が出迎えてくれる「スペースドーム」などが公開され、子供はもちろん、大人だってワクワクが止まらない!

正門を入ってすぐに50メートルもあるロケットの実機が展示される「ロケット広場」がある。展示されているのは1994年に完成した人工衛星打ち上げ用の「H-Ⅱロケット」。本物が持つ迫力をまずは体感しよう。記念撮影の場所としてもおすすめだ。

展示館「スペースドーム」では、地球の模型「ドリームポート」や宇宙服、国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟の実寸大モデルなどが展示され、見応え充分だ。敷地内のミュージアムショップでは宇宙食などの珍しいお土産を手に入れよう!

宇宙開発といえばロケットを連想する人も多いだろう。「スペースドーム」内には、歴代の日本のロケットが20分の1スケールの模型で展示されていて興味深い。また、マニアにはたまらない燃焼試験で使われた本物のロケットエンジンも見られる。

ミュージアムパーク茨城県自然博物館15:00

ラストは自然博物館へ。地球をとりまく大宇宙をテーマにした展示コーナーを皮切りに、地球の生い立ちや恐竜やマンモスといった絶滅した昔の生き物たち、土の中や水中など、生息する場所ごとの現在の生き物たちの展示が、館内全体で行われている。夏休み時期に合わせた昆虫展などの企画展も開催されているので自由研究にもぴったりだ。本館に隣接して周辺の自然環境を活かした15.8haという広大な野外展示施設があることも大きな特徴。学芸員によるネイチャーガイドが開催され、野鳥や昆虫、植物などを専門家の解説を聞きながら観察できる。「とんぼの池」の奥にある「古代の広場」では貝化石の採集ができて1人5個まで持ち帰りもOK。都心まで1時間と帰路もラクチン!

入口近くにある体長9.1メートル、高さ5.3メートルの松花江(しょうかこう)マンモスの骨格化石(レプリカ)。姉妹館である中国内蒙古自治区博物館との友好の証として展示されている。

企画展の「昆虫展」では1万点以上の昆虫標本を展示するほか、小・中学校の自由研究も紹介されているので参考にするにはもってこいだ。写真は日本で人気の「ミヤマクワガタ」。

「恐竜たちの生活」を展示するコーナー。最新の研究成果をもとに、羽毛が生えている肉食恐竜のティラノサウルスと、植物食恐竜のトリケラトプスが生きていた中生代白亜紀後期のようすを再現。

帰路16:00

夏の涼感スポットをめぐるコース

自然に恵まれた茨城では、海水浴以外にも夏らしいレジャースポットが盛りだくさん。ここでは「竜神峡」のカヌー体験や「袋田の滝」の観瀑をとおして、「涼」を感じる粋な夏の過ごし方を紹介する。お腹が空いたら茨城が誇るブランドそば「常陸秋そば」が食べられる手打ちそばの名店「慈久庵」のそばを手繰りたい。

竜神峡カヌーツーリング11:00

茨城の北部に位置する常陸太田市に「竜神峡」はある。高さ100メートル、長さ375メートルという歩行者専用の橋としては本州一の長さを誇る「竜神大吊橋」が架かることで有名だが、4月下旬から11月まではカヌーツーリングが体験できるので、渓谷の美しさをアクティブに満喫したい。カヌーはインストラクターが分かりやすく指導してくれるので、初心者でも安心。水上を滑る楽しさはもちろん、水面から見る渓谷の美しさが格別なので、ぜひ体験してみよう。期間限定になるが、グループで乗れてより親しみやすい「ラフティングボード」も体験できる。「竜神大吊橋」ではバンジージャンプも行っているので、よりアクティブに楽しみたい人はチャレンジしても面白そう。

カヌーは4歳から(4歳から小学3年生までは保護者同伴で2人乗り)参加可能!ファミリーの思い出作りに参加するといいかも。もちろんカップルや一人旅の人も楽しく参加可能。

カヌーの醍醐味は水面スレスレから眺める周辺の景色。「竜神峡」の美しさを心ゆくまで満喫しよう。インストラクターがついて流れもゆるやかなので初心者でも安心。気軽に楽しんで。

グループで乗れてカヌーより手軽な「ラフティングボート」は「竜神狭灯ろうまつり(8月12~15日)」と「竜神狭紅葉まつり(11月中)」のイベント期間限定。仲間やファミリーで楽しみたい。

慈久庵 常陸秋そばランチ12:30

お腹が空いたら「常陸秋そば」のランチを楽しみたい。「常陸秋そば」は、そば本来の香り、風味、甘みが強く、全国のそば職人から高い評価を受けている茨城が誇るブランドそば。産地である常陸太田市には「常陸秋そば」が食べられる店が数多く点在するが、竜神峡周辺なら「慈久庵」の石臼挽き手打ちそばが絶品だ。メディアにも多く取り上げられている日本全国にファンを持つ名店で、店主の小川宣夫さん自ら、そばの栽培から手掛けている。そばは手刈りで収穫し天日干し。その後、石臼挽きで自家製粉する。そば打ちの技量が試される粗挽きで提供してくれているが、その口当たりはやわらかく、そばを手繰れば口の中に風味豊かなそばの香りが広がる至福の時が訪れる。店主ひとりで切り盛りしているため、時間と心にゆとりを。そばが無くなり次第終了になるので早めの来店をおすすめする。

里山の中にひっそりと佇む「慈久庵」は、2000年に東京杉並から常陸太田(旧水府村)へ移転。店主自らが焼畑栽培によりそばを栽培するこだわりは茨城に移転することで実現できた。

乾燥麺のお取り寄せ商品も用意されている。ネットショップで購入できるので、店に足を運ぶ前に同店のそばを味わってみるのもいいだろう。そば100gが6袋とそば用汁がセットになる。

「せいろそば」以外に「ぶっかけそば」といった飾らないメニューがあってうれしい。そば粉のおいしさを楽しむ「そばがき」もおすすめ。イワナの一品料理や豪華なコース料理もある。

袋田の滝14:00

ランチの後は茨城最北西部の大子町にある「袋田の滝」へ。日本三名瀑のひとつに数えられ、久慈川の支流である滝川に架かっている。観瀑台が整備されているので、高さ120メートル、幅73メートルの迫力ある姿を真正面から見物可能だ。水流が岩壁を4度落下することから別名「四度(よど)の滝」と呼ばれ、流れ落ちる水を見ると豪快な部分と白糸のように繊細な部分があって、様々な表情が楽しめる。また、平安時代の歌人・西行法師がここを訪れた際に「四季に一度ずつ訪れてみなければ真の風趣は味わえない」と賞賛したと伝えられる。緑に覆われた夏の滝は「涼」を求めるのに最適だが、機会があれば紅葉の滝や氷結した滝など、四季折々の美しさをぜひ堪能してほしい。

観瀑台があるので正面から見る滝の姿が楽しめる。周辺はハイキングコースになっているので、少し山歩きをすれば上流部から滝を見ることもできる。ぜひチャレンジしてほしい。

滝は4度落下するので別名「四度(よど)の滝」と呼ばれる。水戸黄門で知られる徳川光圀は「いつの世につつみこめけむ袋田の布引出すしら糸の瀧」とその美しさを称える歌を残している。

帰路15:00

施設名一覧

<1日目>
  • 大洗海岸/住所:大洗町磯浜町
  • 大洗かあちゃんの店/住所:大洗町磯浜町東8253-10/TEL:029-267-5760
  • Wedge/住所:大洗町磯浜町8179-3/TEL:029-267-7088
  • 割烹旅館 肴屋本店/住所:大洗町磯浜町715/TEL:029-267-2211
<2日目 大洗の魅力を満喫するコース>
  • 大洗水族館アクアワールド/住所:大洗町磯浜町8252-3/TEL:029-267-5151
  • 飯岡屋水産・本店/住所:大洗町磯浜町679/TEL:029-267-2839
  • 月の井酒造/住所:大洗町磯浜638/TEL:029-266-2168
  • ume cafe WAON/住所:大洗町磯浜町 大洗町磯浜町624/TEL:029-229-1223
  • めんたいパーク大洗/住所:大洗町磯浜町8255-3/TEL:029-219-4101
    <2日目 子どもたちにとって夏の自由研究のヒントとなるといいなぁコース>
  • JAXA筑波宇宙センター/住所:つくば市千現2-1-1/TEL:029-868-2023
  • ミュージアムパーク茨城県自然博物館/住所:坂東市大崎700/TEL:0297-38-2000
<2日目 夏の涼感スポットをめぐるコース>
  • 竜神峡カヌーツーリングラフティングボート/受付場所:そばハウス龍亭/会場:常陸太田市大高倉町2153-39(竜神ダム湖)
  • 慈久庵/住所:常陸太田市天下野町2162/TEL:0294-70-6290(※一人で全ての作業を行なっているため、電話に出られないことも御座いますのでご了承ください。)
  • 袋田の滝/住所:久慈郡大子町袋田/TEL:0295-72-0285(大子観光協会)

今回のモデルコースでは紹介しきれない大洗の観光スポットはこちらから

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