2019年大洗花火大会・エアショー

夏の大洗は、花火大会・エアショーで楽しさいっぱい!

いま、茨城県ではひたちなか市から大洗町の海浜エリアが熱いんです。「ひたちなか大洗リゾート構想」が立ち上げられ、大洗ももっと魅力的でおしゃれなリゾート地へ変貌を遂げる過渡期にあります。そんな大洗町でイベント盛りだくさんのある1日を体験してきました。

時は夏真っ盛りの2019年7月27日。この日は大洗町にとっても特別なイベント、大洗海上花火大会が予定されています。そんなBIGなイベントにあわせて、大洗サンビーチではレッドブルエアレースチャンピオンの室屋義秀選手による「AIR SHOW in 大洗」も開催。まるっと1日大洗の海を満喫できる日となりました。

最初から驚き!ひろーい駐車場!

今回、海水浴は遠慮して大洗の海を楽しみに!AIR SHOWで混雑が予想されたので2時間前の10:30に大洗サンビーチに到着。混んでいて渋滞しているかと思いきや、そこは関東屈指の大型駐車場を誇る大洗サンビーチ!駐車台数7,000台は伊達じゃありません。駐車料金を支払うときに並んだだけでスムーズに駐車場へ。帰りのことを考えると手前の舗装がいいのですが、今回はちょっと荷物が多めだったのでビーチに近い未舗装の砂利駐車場へと停めました。

ちなみに、大洗サンビーチには砂浜でも利用できる車椅子があり、日本有数のバリアフリービーチになっています。本当の意味でわけへだてなく、みんなで楽しめるビーチになっているのです。

会場にはイベント盛りだくさん!

AIR SHOWがはじまるまでにまずは座席の確保。関係者らしきスタッフさんに、飛行機がどのあたりを飛行するか尋ねると、「ここら辺が良いポイントだよ!」と教えてもらい、折りたたみ式のディレクターズチェアを設置。開始まで時間があるので次はビーチを散策!会場の近くにはオリンピックの公式競技にもなっているビーチバレーコートが整備され、白熱した試合も開催。素人の大会かと思いきや、意外と本気な人も多く、見ごたえのある試合もあったりしてなかなか楽しめます。その後、コートの周りを歩いていると、「サンダル飛ばしやりませんか?」と声をかけられました。地元の有志の皆さんで開催されている「大洗サンビーチ・ビーサン飛ばし」会場へ!

なんでもサンダルを飛ばした人の中から順位をつけて、遠くまで飛ばした人には「ゆっくら健康館の入浴券」や地産品など、もらってうれしいプレゼントもあるのだとか!?どれくらい飛ばせば入賞できそうですか?と尋ねると「その日によって結構違いますが、凄い人だと27m超えの人もいるのだとか。わたしも挑戦!!・・・してみましたが結果は6mちょっと。無念です・・・。

AIR SHOW in 大洗がいよいよスタート!

大洗サンビーチを満喫しているうちに会場に音楽が流れはじめ、どこか遠くからプロペラのような音が・・・。そう!室屋選手が操縦するEXTRA/300Sの音です。ドイツで開発された曲技飛行専用機が茨城空港からやってきました!

空の向こうから小さな点がぐんぐん近づいてきたと思ったら、轟音とともにスモークを炊きながら頭上を横切って急上昇。一気に天空へと上りつめたと思ったら宙返り。ポイントロールと呼ばれる逆さまになって飛んだり、また上昇したと思ったら失速してフラフラと揺れるように急降下。めまぐるしく動く機体はフィギュアスケートのように華麗でめちゃくちゃかっこいい!

エアショーはMCの方が室屋選手の動きを解説してくれるのも嬉しいポイント。空に円を描き、スマイルマークを書いてくれたら、次は室屋選手の大技「室屋ホイール」を披露。小さな宙返りの後から1・2・3・・・9回転。途中、ゆっくりと大洗サンビーチのわたしたち観客に手を振ってくれる瞬間も。あっという間の15分間。とっても素敵な時間でした。

アフターAIR SHOWは室屋義秀選手のトークショー

夜の一大イベント大洗海上花火大会を前にして、この日は特別にトークショーも開催。このエアショー開催に尽力した大洗観光協会の大里さん、大洗を舞台に描かれたアニメ「ガールズ&パンツァー」プロデューサーの杉山さんらをMCにトークショーが開催。ちなみに、さっきまで飛行機で飛んでいた室屋選手がすぐトークショーの会場に来られたのか?実は茨城空港近くの飛行場に機体を着陸させて、会場となる大洗文化センターにかけつけてくれたのです。

トークショーではミリタリーマニアの杉山さんのマニアックなトークを交えながら、ちょっと偏ったディープな話が繰り広げられました(笑)。大洗サンビーチから茨城空港まで3分だとか、レッドブルエアレースの話など盛りだくさん。

中でも印象に残ったのは、操縦中10Gからマイナス8Gの激しい競技という話。体重の10倍の圧力で全身の血液が足の方に下がったり、体重の8倍の圧力で血管が膨れるとか。旋回に入る前に、いきんで血液を回してあげないと失神してしまうとか・・・。そんな状況下であんなアクロバティックな曲技飛行をしているんだと感動。レースにおいてはもっと大きな圧力がかかるのだとか。とっても楽しい90分があっという間に過ぎました。

楽しいトークショー会場をでると日が落ち始め、だんだん花火の時間が迫ってきました。大洗海上花火大会は見るポイントを選ぶのが重要です。海風がどちらから吹いているのかを必ずチェックして鑑賞ポイントを決めましょう。まず、私が向かったのは1番おすすめのマリンタワー下。ここは地元の出店もあったり、美味しいグルメにも困らない鑑賞スポット。ですが、この日は打ち上げ場所の大洗サンビーチ脇の埠頭から見て風下・・・。風下で鑑賞すると煙で花火が見えなくなるので風上か横に場所を変えることに。

大洗の夏の夜空を彩る海上花火大会

というわけでやってきたのは、打ち上げ場所から100mほどの大洗サンビーチ。浜辺と駐車場をつなぐ舗装路にディレクターズチェアを設置しました。ここなら日本一に何度も輝く野村花火の尺玉10連発やビッグスターマインをパノラマ感覚で楽しめます。美しい光と一緒に花火がとどろかせる爆発音も体感!!振動まで楽しめちゃいました。フィナーレのミュージックスターマインまで鑑賞して、この日の長い1日が終了。海に入らずとも大洗の海を満喫できた1日でした。

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