最上階にある『展望大浴場』からは、湯船につかりながら海を見下ろせる。海は時間帯や天候によって表情を変えていくので、見ていて飽きるということが無い。早めのチェックインを済ませて、太陽があるうちにお風呂に入り、刻々と変わる海の表情を長い時間かけて眺めていた。こうなると当然、朝風呂にも入りたくなる。午前5時から大浴場に入れるのは宿泊者の特権。日の出の少し前にお風呂に入り、夜明けの海を見ながらのお風呂を満喫！

旅の目的やスタイルに合わせて好みの部屋を選べるところが大型ホテルの利点。バリエーションとして上質な和洋プライベート空間を演出する『プレミアムルーム』、贅沢な二人旅にぴったりの『スーペリアルーム』、リーズナブルな『スタンダードルーム』があるが、せっかく海が目の前にあるホテルに泊まるのだから、海が見える部屋を選びたい。8種類あるプレミアムルームの中から純和風の『ジャパニーズ』を選んだ。木の香りが心地良く、部屋風呂まで木製。

『オリジナルハーフバイキング料理』が人気。なぜハーフなのかと言えば、テーブル席にセットされたお鍋やお刺身、季節料理のお盆といった会席料理のほかに、バイキング料理が食べられるから。バイキングには近海で獲れた魚介類や常陸牛（地元ブランド黒毛和牛）、茨城産の新鮮野菜、フルーツなど、厳選された地元食材が積極的に使われており、デザートも充実している。その土地のおいしいものを食べることは旅の醍醐味の一つ。大満足の食事。（アンコウ鍋は11月〜3月でご用意できます）

接客担当のスタッフ一人一人が「宿泊客の感動作りのために何が出来るか」を考えながら行動しているとのこと。そのためのミーティングも定期的に行っているそうで、まったく頭が下がる。といっても利用する我々は心地良いサービスに身を委ねてホテルの時間を満喫すれば良いだけのことなのだが。『朝日の感動をお客様と共有し、夕日のやすらぎとともに自由で快適な時間を提供するリゾート旅館とする』がこちらのホテルの基本コンセプト。